今回はブレッドオーブンを軸に、ニッチ戦略の可能性について考えてみたい。Twitterでうわさが流れてきて、Yahoo!と日経をチェック。確かに話題になっている
1枚しか焼けないオーブントースターなのに3万!しかもそれが飛ぶように売れているなんて聞くとワクワクする!
今までもパン焼き機のバリエーションは沢山あった、フレンチトーストやワッフルができたり、ホットサンドができたり、パンの形を変形させて見た目を変える機能付き。
でも、本当のトーストに求められてること=焼きたてのパンを家で食べたい・・というニーズをブレットオーブンは捕まえた。
ニッチ戦略の好例だと思う。
さっそくユーチューバーさんもレビューしている。
ブレッドオーブンのような一人用高級ブランド商品が出ている背景
ブレッドオーブンをみて思ったのはやっぱり「晩婚・独身」が増えていて、そこに需要があるんだな・・・ってこと。
これ昭和初期の大家族だったらまず売れない。核家族が進み、非正規が増え、未婚者が増え、出生率が過去最高になっている現代だからこそニーズが出る商品。
もう、結婚は諦めて一人暮らしをとことん楽しもうっていう世代に対してこのような商品が今後もでてくると思う。
前から当サイトでも行っていたのであるが、未だに女性一人専用のカフェバーみたいなのは街で見かけない。
実際に作ればニーズがあると思うのに・・・。でてこない。
生涯独身だと思えば日本の年収は高いし、現実にはそうなっているのだから市場に合わせて商品を開発してもらえればうれしい限り。
実感として高齢で独身で未婚でお金の使い道を決めかねているっていうマーケットは子供の数と反比例して増えるのだからビジネス化できる。
良いことじゃないとは思うけど・・・。多分そうなる。
独身向け潜在キーワードは生活向上とプチリッチ
で、実際にこういうブレッドオーブンの購入者は独身のプチリッチ層が集まるバーやカフェのオーナーさんが購入したりしている。
家族を抱えてギリギリの生活の人よりも、ちょっと生活のある独身の居場所を作ればビジネス化できるってことなんじゃないかと思う。
独身の孤独需要は金になる!感覚共有が家族から別に移動中
ブレッドオーブンの話を聞いて一人でパンを家で焼いている姿を想像し、焼きあがったパンのインスタ投稿をみて考えたのが孤独需要。
先日日経トレンディ―で読んでいたパブリックビューイングの活性化を思い出した。昔は家族そろってTVの前で日本チームを応援というのが後20年もしたら遠い話。
感覚をシェアするために巨大スクリーンの前にでむいたり、スマホのバーチャル空間で観客が楽しむようになるかもしれない。
こんな需要を追っていけば2020年もくいっぱぐれなそうだと思えてくる。時代を反映した面白商品が日本はポコポコ生まれてくる。
なんだかんだ面白い国だと思う。