ここも最近質問が増えてきましたね。今アフィリエイトブログ独自ドメインを作っているのだけど、最近ネットではドメインを「SSL化」つまり「HTTPS」を付けて表示させた方が良いのでしょうか?という質問が来くるようになった。
まあ、現在ワードプレスを作ったばかりならばやって損はないとは思う。
ただ、SSL化をしたところでSEOの効果があるのか?
そんなに検索順位に影響するのか?と言うことに関して多大なる疑問点が残るので本音で語って見たい。
SSL化でHTTP表示を必須にするとSEO効果があっても困ることが起きる
SSL化は全米では必須となっているようだが、これを日本にも適応すると確かにSEO効果があるとしても、ものすごく困ることが起きる。
グーグルジャパンの収益源にとって・・・。面倒がおきるのだ。
例えば、グーグルに多くの収益をもたらせてくれる無料ブログ。
趣味で勝手にアドセンスを出して宣伝してくれるという、グーグルにとっては最高においしい収益源が、無料ブログのSSL化と共に消え去る。
当ブログのはてなPROも同じ。
オリジナルドメインの「http//:○○○○hatena.com」で作っている膨大な数のブロガーがSSL化必須となり検索エンジンから外されたらどうなるかは想像に難くない。
他にも老舗のHPで昔から運営している会社のホームページ。
ネットショップやお店のホームページ。
これらのサイトはもうSSL化なんて考えていない人が使っている。
こういうものを全部検索下位に押し下げても良いのか?
ここが一番のネックとなり私は日本ではそうすぐにはSSL化必須とはならないし、検索順位に影響を与えることはないと思う。
もしなったら無料ブログの社会は死滅。
そうなるとネットの社会から自由とダイナミズムが消えて、有料課金をできる商用狙いのサイトがあふれかえることになる。
その時に本当に世間はグーグルという検索エンジンを使い続けるのか?
ここは大きな問題だ。
グーグルの本音と建て前を知ればSSL化の意味が見えてくる
グーグルの目的はアドワーズ広告を最大限にして、自社の収益を守りつつ、世の中のためになる検索エンジンになること。
グーグル>社会の利益
であって「社会の利益>グーグル」にだけはならない。
決して世の中のためにはなるけれど、グーグルのためにはならないことはやらない。
あたりまえだけどアマゾンやフェイスブックが検索エンジンを作ろうとしたら全力で叩き潰しにかかるし、ブラウザだってクローム以外に良いものができそうなら敵対的買収でもなんでもして叩き潰す。
これがアメリカの正義のやり方なのだ。
だからヨーロッパでこの会社は何度も独占禁止法などで訴えられている
SSL化にしても同じだ、これを実施することでグーグルにとってまずはどんなメリットがあるのか?そこを考えなければだめだ。
アクセスアップのSEO対策はそもそもSSLやHTTPだけではなくなっている
そしてもう一点、そもそもSEO対策は、SSLとかHTTPだけではない。
世代によってはグーグル離れが起きているし、Twitter検索、インスタ検索がシェアを奪っている。
さらにSNSでの拡散と集客まで視野に入れたら、検索流入だけをすべてとする戦略はちょっと時代遅れだと思う。
私はSSL化の効果は上位表示における5%以下だと思っている。
今から独自ドメインサイトを作るならSSL化しておいて損はないが・・・。
ただ、今から独自ドメインサイトを作るなら、SSL化できるサーバーを使ってサイトを作っても損はないと思う。
ただ、それと検索結果で1位を狙う技術は別物と考えて欲しい。
① リンク構造
② キーワード戦略
③ 潜在的市場規模
④ ライバルの存在
この4つのバランスで検索結果は決まってくる。間違っても脱毛とかFXとかクレジット案件で「SSL化」をしたらすぐに1位がとれるなんて思わないで欲しい。
そんなにSEOは甘い話ではない。